「とかなんとか言いながら、結局『書かなければうまくならない』んじゃないの?」
とタイトルを見て思っていました。
読後の今はこう思います。
「うわっ!俺って文章の天才かも!」
今まで何冊の文章力アップ系の本を読んだことでしょう。
過去に読んだそれらが血となり肉となり、今の私の文章が出来上がっているとは到底思えません。
だって、それらのタイトルや著者すらも覚えていないんですもん。
でもこの本はタイトルも著者名も、しっかりと脳裏に焼きつきました。
山口拓朗著
『書かずに文章がうまくなるトレーニング』
(サンマーク出版)
単なる文章力アップ系の本だと思っていたら、とんでもないことになります。
「私は小説家ではないから関係ないもんね」などと、
読まずに勝手な想像をしていたら、
人生の大損害にもなりかねません。
人は誰かとコミュニケーションを取らなければ生きていけません。
どんな言葉を発するか、
どのような文章で伝えるかを、
しっかりとできていれば自身の成長やビジネスにも好影響を及ぼすに決まっています。
6章300ページの本書は、ハラハラドキドキの小説のように読み進めることができます。
そしてその内容は、次々と自分の成長のために消化吸収されていきます。
文章力アップの教科書的な本でありながら、
「『人に何かを伝えるときに』『どんな気持ち』になれば伝わるか」
「何をすれば相手が喜んでくれるか」
「どうすれば自己成長するか」
などのエッセンスとトレーニング方法が詰まっています。
気づいたら、「自分の言いたいことはこれだ!」と、いくつもの文章が浮かんできました。
ブログを書く人で、facebookなどで「ブログを更新しました」とお知らせ投稿する人がいますが、クリックされて読まれていますか?
私だったら、よっぽど好きな人でなければ「あ、そう。」とスルーしてしまいます。
思わずブログへのリンクをクリックしてしまうような紹介文が、すぐに書けるようになるはずです。
せっかく書いた文章です。
読んでもらいたいから書くのですよね。
facebookで5行以上の長文を書く人も、
導入部分が面白くなければその先は読まれませんが、
本書でトレーニングをすれば、「いいね!」もコメント数も何倍にもなることと思います。
文章を書かないまでも、
「誰か何かをに伝える」ことに関して、
相手想いの言葉を言えるようになります。
出会えてよかったと、心から思える本でした。
どんどんトレーニングを積んで、文章力も人間性もアップしていきます。
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書かずに文章がうまくなるトレーニング | |
山口 拓朗
サンマーク出版 2015-07-25 |