「力を抜く」【自律神経をコントロールする方法】シリーズ38


38テニス
野球、テニス、ゴルフ、マラソン、

空手、バドミントン、卓球など

これらのスポーツに共通していることがあります。


結論から言えば

「(手の)親指に力を入れない」ことです。

野球のバットやテニスのラケットなど、

素人からすると、

「しっかりと握らなければ」

と思ってしまいますが、

実はバットやラケットを握る手は

親指ではなく小指に力を入れているのです。


ではなぜ親指に力を入れないのでしょうか?


ぎゅっと手を握ることで親指の血流が低下し、

それが副交感神経を低下させるのではないかと

考えられます。

というのも、親指をなかに入れて握った時のほうが

副交感神経の下がり方が大きいからです。


小林弘幸(順天堂大学医学部教授)先生は

このような仮説を立てられていますが、

数種類のスポーツを経験している私にとって、

とても納得のいく仮説であります。


スポーツでも仕事でも

良い緊張と悪い緊張があります。

よい緊張状態の時には

パフォーマンスが最大限に発揮でき、

悪い緊張状態の時には

足がすくんで動けなくなったり、

何を言ってるのか自分でも分からなくなったりします。


悪い緊張状態から脱出するには、

とにかく緊張を和らげなくてはなりません。


「肩の力を抜いて」とアドバイスされても

「抜けるのだったらとっくに抜いてるよ!」と

ガチガチになった人は言います。


肩に力が入っている=全身ガチガチ

この状態では何をやってもうまくいかないということを

昔からの経験上わかっているのですね。

38握りこぶし


緊張した時には、

ぎゅっと手を握ります。

手を握ったままでは

力がなかなか抜けません。


意識してできることの一つが、

握った手を開くことです。

少なくとも、余計なところに力が入るのを

解放できます。


私は2000年まで会社員で、

医療機器のメーカーに勤務して

営業をしていました。


心電図を計測する時には

筋電図が混入しないように

患者さんには

「力を抜いてくださいね~」と

検査技師さんはリラックスすることを

促します。


ところが、滅多に心電図などを

計測しない患者さんにとっては

ドキドキするものです。


そこでアドバイスさせてもらったのが、

「測定前に体の力をできるだけ入れる」

ことでした。


力いっぱい体じゅうの力を入れて

一気に脱力すると

スルスルと力が抜け、

筋電図が混入することなく

心電図の測定ができます。


なかなか力が抜けない時には、

息を止めて過度に力を入れてから

脱力する方法を、

いざという時にやってみてくださいね。


「力を抜く」

意外と難しいものですが、

「力を入れる」のはほとんどの人はできます。


闘志むき出しで戦う直前の

お相撲さんやレスラーが

自分で自分の体を平手打ちするのも

ガチガチになってパフォーマンスが

低下している状態からの脱却だと思えば

さらに理解が深まります。


参考文献
なぜ、「これ」は健康にいいのか?
小林弘幸(順天堂大学医学部教授)著
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