千の証言 あの戦争を人々はどう生きたのか 単行本 – 2016/2/24


2015年12月15日に亡くなった父が、
生前毎日新聞にインタビューされたことが掲載されている本が出版されました。
 
千の証言 あの戦争を人々はどういきたのか

千の証言 あの戦争を人々はどう生きたのか
千の証言 あの戦争を人々はどう生きたのか 毎日新聞「千の証言」取材班

毎日新聞出版 2016-02-24
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戦後70年の節目に戦争体験者や遺族から証言を募り、
記録に残す毎日新聞社とTBSテレビの共同プロジェクト
「千の証言」が一冊の本にまとめられ、
毎日新聞取材班「千の証言 あの戦争を人々はどう生きたのか」(毎日新聞出版)として刊行された。
定価は1620円(税込み)。
「千の証言」に寄せられた投稿は約1600通に上り、
毎日新聞では2014年8月から15年12月まで全国版や地方版に記事計約120本、
インターネット上のサイトに投稿約260本を掲載。
新聞社としては過去最大規模の証言掘り起こしとして注目された。
本書は、その中から78の物語を収録した。

 
父が生前、ほとんど家族に語ることのなかった激動の時代。
没後にこのような本という形で後世に残ることができ、
嬉しく思います。
 
1600の投稿の中で78の物語。
そのうちの一つが私の父であることに、感慨深いものがあります。
 
戦争そのものを語るのではなく、
満州から長野県飯田市の祖父母の元に引き揚げてくる際に、
奇跡とも言えるほどの人々の善意のお陰で帰国できたと、
感謝の心を語っているように思えました。
 
今の私よりはるかに若い年代で亡くなった祖父母の、
没年齢を足したよりも長く生きた父です。(享年83歳)
 
まだまだ話したいことがたくさんあったな。