「疲労感」の原因は運動不足


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「疲労感」の原因は運動不足

「疲労感」の原因は運動不足


「運動すると疲れるのでは?」と思われるかもしれませんが、そのイメージは「過酷な運動」ですので捨て置いてください。
 
 
「運動」は生活活動のための運動、スポーツなどの運動を合わせて「身体活動」とも呼ばれますが、ここでは「健康な心身を作るための活動」と定義しておきます。

運動と自律神経の関係

運動をすると交感神経が働き、心拍数や血圧が上昇し、いわゆる「興奮状態」になります。
この交感神経優位の時間が増えると意欲的になり、ポジティブになります。
 
 
「低血圧状態」になっていると元気がないのはご承知の通りです。
 
 
健康のためであれば、ウォーキングがおすすめです。
 
※詳細はこちら
「ジョギング?ウォーキング?健康にいいのはどっち?」【自律神経をコントロールする方法】05
https://minoruito.wp-x.jp/?p=1477

運動と神経伝達物質の関係

15分ほどのジョギングをすると【β-エンドルフィン】が分泌されます。
別名「脳内脳内麻薬」とも呼ばれる神経伝達物質で、心地よさ、陶酔感などの快楽を得られます。
 
 
マラソンを楽しむ人なら、この心地よさは体験済みでしょう。
見ている人と、やっている人の温度差はまさに「体験した人にしか分からない」のです。
 
 
リズミカルな運動、例えば一定の速度で歩くウォーキングをすると【セロトニン】が分泌されます。
また、朝日を浴びても分泌されるので、早朝のウォーキングやジョギングはうってつけの方法です。
セロトニンが分泌されると、「幸福感」「リラックス」が得られます。
 
 
つまり、「気持ちよさ」ですね。「気持ちよい」が得られることが分かっていれば、やめられなくなってくることでしょう。
 
 
ウォーキングだけでなく、リズミカルに「噛む」のも有効ですので、硬いものを食べるのも効果的です。
 
 

「運動不足」は「スポーツ不足」ではない

「運動不足」と聞くと、ついついスポーツ経験のなさや引退してからの年数を考えがちですが、運動不足はスポーツ不足ではありません。
 
 
スポーツの精神的効果
スポーツの肉体的効果
 
 
「サザエさん」の波平さんがよく散歩をするのも、散歩をすることで「気持ちよさ」を体感していたからでしょう。
※ちなみに波平さんは大正11年生まれです。脳科学が今ほど発達していなかった時代の人は、体感により自分なりの健康法を持っていたと想像できます。
 
 

「運動不足」を解消するための心づもり

「そうか!ダラダラしていたらダメだ!今日から張り切って運動するぞ!」と意を決して運動を始めようとしたことが、過去に何度もあったと思います。
 
 
何日続きましたか?
ひょっとしたら三日坊主どころではなく、一日で終わったことはありませんか?
 
 
その意欲は素晴らしいです。
100人のうち、1人ぐらいは継続しているかもしれませんが、ほとんどの人は挫折して落ち込みます。
 
 
その理由は簡単です。
目標設定がハードすぎたのです。
 
 
心では「頑張るぞ!」と決意しても、長年の運動不足からかその目標が今の体には合わなかったのです。
 
 
「そうは言っても私は学生時代にインターハイに出場した経験もあるし、今も立ち仕事をしています。ああ、継続できなくてショック!」と思っても仕方がありません。
 
 
インターハイに出場する年齢の時が、人生の肉体的な強さのピークだったのです。
大活躍していた頃の体の動きの「記憶」は鮮明にあるのにも関わらず、体が思うように動かなくなっている今とのギャップは30歳前後から大きく現れます。
 
 
しかし落ち込む必要はありません。
30代なら30代の
40代なら40代の「今」にふさわしい運動量があります。
 
 
もちろん継続して運動を続けている人と、全くしていない人の差は出てきますが、だからと言って何もやっていない人が病弱で短命と決まったわけではありません。
 
 
むしろハードな負荷をかけすぎた人が突然死することも珍しくありません。
 
 
100歳を超えたおじいちゃんやおばあちゃんが全員、若い頃にハードなスポーツをしていたとも限りません。
むしろ、時代の中でスポーツができなかった人も多いかと思います。
 
 
交通事情が今ほど良くなかったので、当然のことながら徒歩での移動が多かったでしょう。
今の地方の生活には欠かせない自家用車も普及していませんでした。
 
 
徒歩での生活が当たり前という環境が、必然的に健康に良かったのでしょう。
 
 

日常生活で簡単にできる「運動不足解消法」

以上のことから、無理に「ハード」な「スポーツ」をする必要がないことがご理解いただけたでしょうか?
 
 
運動不足の解消は、「日常生活の中で」「無理なく」「継続」することでできるのです。
 
 
・車で買い物に行った時に、できるだけスーパーの入り口付近に駐車しない
・週末にまとめ買いせず、こまめにスーパーに行く
・階段の上り下りを「面倒臭い」と思わず、「ラッキー」と思う
・座りっぱなしの仕事の人は、ひと段落したら席を立って歩く
・ときどき体操するの「ときどき」を、一時間に一回ぐらいの頻度にあげる

まとめ

「うだうだ言わずに、散歩と軽いストレッチやってみ!」ってことです(笑)


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