「疲労感」の原因はストレス


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「疲労感」の原因はストレス

「疲労感」の原因はストレス

ストレスとは?

よく耳にする「ストレス」ですが、「ストレス」って何なのでしょうか?
辞書によると

生体に、外傷・中毒・寒冷・伝染病・精神的緊張などの刺激が加わったとき、生体の示す反応。俗に、精神的緊張。

とあります。
分かったような分からないような(笑)
 
 
ストレスは何らかの原因があり、「それを感じること」とすれば分かりやすいかもしれません。
 
 
例えば、会った人にチクリと嫌味を言われたとします。
・ストレスの原因は「言われた嫌味」
・ストレスは「感じた嫌な気持ち、腹立たしさ」のことです。
 
 

「ストレス=嫌なこと」ではありません。

「ストレス」と聞くと「嫌なこと」と思ってしまいませんか?
例えば、旦那さんの愚痴を聞く、人の悪口ばかり言う人と会う、長時間労働、気の合わない人と同じ時間を過ごす、子供が言うことを聞かないなどが思い当たると思います。
 
 
勘違いしやすいのですが、「ストレス=嫌なこと」だけではないのです。
・苦手な上司がいる職場
・好きな人とランチデート
・終わりそうもない宿題
・楽しみにしている旅行前
・明日から仕事かと、サザエさんを見ている時
・阪神タイガースが逆転勝ちしたとき
 
 
これらはすべて「ストレス」なのです。
 
 
つまり、嬉しいことも悲しいことも、ウキウキ・ワクワクしているときもクヨクヨしているときも、全部ストレスなのです。
 
 
気持ちが上向きの時も、下向きのときも関係なく
「心や体に受ける刺激のすべて = ストレス」なのです。
 
 

「ストレスのない状態」は「何の変化もない状態」

ストレスのない状態とは、刺激も変化もない状態のことです。
光も音も温度も、何もかもが変わらない状態です。
暑くも寒くもなく、眩しくも暗くもなく、ジメジメもカラっともしていない状態。
小春日和に縁側で無防備に寝ている猫のような状態です。
 
 

肉体的なストレスと、精神的なストレス

ストレスには肉体的なものと精神的なものがあります。
倒れるほどの行軍、負荷をかけすぎた筋トレ、満員電車でも通勤、寝不足、体に悪いものを食べた時、睡眠不足、病気や怪我などは「肉体的ストレス」です。
 
 
一方、喜怒哀楽を感じるのは、「精神的ストレス」です。
 
 
大きく分けるとこの2つです。
原因も多岐に渡ります。
ただし、原因があれば必ず「ストレス」になるものでもありません。
身体的な強度の差、性格や思考の差により感じ方も多様です。
 
 
・寒さが苦手な人は、冬の寒さがストレスになります
・寒さが好きな人は、雪が降るとウキウキします
・ジャニーズが好きな人はHey! Say! JUMP がテレビに出ていると目をらんらんとさせます
・AKB48が好きな人に北島三郎さんの歌を大音量で聞かせてもときめきません
・Facebookで否定的なコメントを書き込まれたら何日も落ち込む人もいます
・2ちゃんねるで叩かれても、受け流して気にもしない人もいます
 
 

ストレスが全くないのも、心身には良くない

「ストレスは無い方がいい」と思いがちですが、全く無いと心身の不調の原因にもなります。
大切なのは、適度のストレスとリラックスがある状態です。
 
 
「緊張と緩和」を程よく感じられるのが健康上良いとされています。
(詳細は「自律神経をコントロールする方法」シリーズをご覧ください)
 
 
「現代人はストレスが多い」と見聞きしますが、こんな平和な日本ですらも「過度なストレス」を感じずに過ごすことが難しい社会です。
 
 
また、ストレスが溜まってきていても気づけない人も多数います。
どうすれば過度なストレス、長期にわたるストレスから解放されるのかを知ることができれば、肉体的にも精神的にも健康でいられるはずです。


ストレスによる疲労からの脱出
略して「脱疲」シリーズはまだまだ続きます。
 
次回をお楽しみに。


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