トイレの詰まりがママを成長させる


【トイレの詰まりがママを成長させる】
トイレのつまりがママを成長させる

なんだか水の音が。
それも地味にポタポタと聞こえてきます。
トイレを見てみると、水があふれています。
びっくりしてトイレの中を覗いてみると、トイレットペーパーが丸ごと入っていています。
水は止まることなくジワジワとあふれて、トイレの床は水浸しです。
 
 
どうやら、子どもがトイレットペーパーを丸ごと流そうとして詰まったようです。
 
 
このような状況で、あなたはどうしますか?
 
 
「どうしてこうなってるのよ!」
「なんで次から次へとトラブルが…」とヘタヘタと座り込んでしまうことでしょう。
 
どうしていいのか分からないほどのパニックになることでしょう。
 
このようなシーンは日常生活で、特に小さな子どもがいれば時々ありますね。
 
驚きのあまり、ヘタヘタと座り込んでしまうのはなぜでしょう?
 
予期せぬ出来事、それも良くはない事を目の当たりにしたら、まずは驚きます。
 
・どう対処していいのか分からない。
・なぜそのような事が起こったのか分からない。
・なんで(子どもが)そんなことをしたのか理解できない。
・パパが帰ってきた時になんて説明しよう。
 
あっという間に3つも4つも考えることが出現して、正しい判断ができなくなってしまいました。
考えることができなくなってしまうと、体から力が抜け(すぎ)たり、固まってしまいます。
 

 
今、一番にしなければならないのは何でしょうか?
 
 
 
・子どもを叱ることでしょうか?
・なんで子どもがトイレットペーパーを丸ごと入れて流そうとしたかの原因追求でしょうか?
・写真を撮って「あふれてるなう」とツイートすることでしょうか?
 
どれも違いますね。
一番マシで冷静な対応はツイートすることなのですが、「あふれる水を止めること」と「あふれた水を拭き取ること」ではないでしょうか?
 
 
 
今、この場では大声で子どもを怒っても仕方がありません。
「水があふれている」という現実を見るだけでいいのです。
 
 
 
シンプルに、目の前で起こっていることだけを考えるようにしましょう。
3つも同時に物事を考えている時には、余裕がなくなるだけでなく、「動けない」「考えられない」状況になっています。
 
 
 
ひとつだけに集中すれば、すぐに最善の策が思い浮かびます。
 
 
 
スーパーのレジ袋に手を入れて手袋のようにし、トイレの奥に詰まっているトイレットペーパーを取り除けば詰まりは解消されて、水があふれるのが止まります。
 
次は水浸しになった床を拭き取りましょう。
 
ただ水があふれただけです。
 
あふれる水を止めた。
水浸しになった床をふいた。
 
それだけです。
 
教育的なことは、目の前の出来事を処理した後でゆっくりできます。
 
パニックになるような出来事に遭遇した時にこそ、シンプルな考えをするようにしていきましょう。
 
もっともっと衝撃的な出来事に遭遇した時に、日々の「考え方のクセ」が役に立ちます。
 
★★★☆☆☆
水浸しになった床をきれいにし、普段はあまりやれなかった拭き掃除ができましたね。
いつもよりキレイになった床は、「子どもが思わぬことをやってくれたお陰」です。
 
落ち着いたら、どうしてそうなったかを考えたり、話を聞くのもさらにママを成長させます。
 
トイレトレーニング中の子どもがトイレでウンチをした

トイレットペーパーが新しくて、巻き取ることができなかった

何とかしようとしたら、トイレットペーパーが丸ごとホルダーから抜けた

「お尻をふかなきゃ」と思い、丸ごとのトイレットペーパーでお尻を拭いた

「お尻を拭いたトイレットペーパーは流さなきゃ」と、そのまま流した

トイレが詰まってびっくりした
 
このようなストーリーを、小さな子が体験したのです。
・一人でウンチができた
・お尻を拭こうと頑張った
・拭いたトイレットペーパーを流そうとした
 
このエピソードで少なくとも3つも「ほめられる」ことができたのです。
 
「あんたって子は!」と鬼の形相で怒る必要はありませんね。
 
新しいトイレットペーパーの一番最初の巻き取りの練習を10回もすればできることです。
 
子どももママも、成長できる機会をぜひお見逃しなく。


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