主観で語る「肉親を失った人に対するタブー集」その1【お前誰やねん?/長居厳禁!】


目次

肉親を失った人に対するタブー集その1
【お前誰やねん?/長居厳禁!】

人は誰しもいつかは肉親を失うものです。
遺族の悲しみや落胆は当事者しか分からないものです。
 
 
私は2015年12月15日に父を亡くしましたが、
亡くして初めて人の痛みが少しは分かるようになりました。
 
 
これから誰でも訪れるであろうその時に
周りの人はどのようにすれば良いのかを主観だけで綴ります。
 
 
本当に主観だけで語りますが、
主観無くして本気の気持ちは語れませんのでご了承ください。

死亡当日に来るな!来ても長居は迷惑です!

父は大阪に住んでおり、私は長野。
その報せを受けてから大阪に帰るには時間がかかります。
それでも何とか当日に実家に帰ることができました。
 
 
「一刻でも早く父に会いたい」と、
長距離バスであれこれ思いを馳せていました。
22時頃到着。
玄関では兄や妹が出迎えてくれました。
 
 
「お父さんは奥?」と一番奥の部屋に入ると…

偲び草1

「お前誰やねん?」
見知らぬご婦人が二人、母と話をしていました。
 
 
死亡当日の深夜に、赤の他人が父の遺体の前でお茶を飲みながら腰を下ろしているではありませんか。
 
 
いろんな想いを胸に抱きながら遠路はるばる帰ってきました。
父の顔を見ながら、
闘病生活をねぎらったり、
看病してくれた母や兄妹にお礼を言ったり、
あふれる気持ちをブチまけたい一心でした。
 
 
ですが、「お前誰やねん?」な人が二人もいれば
家族にしか見せない顔を出すことがためらわれます。
 
 
「ご飯まだやろ。お寿司あるで。」と、
父の顔をしっかりと見ることなく
もぐもぐと腹ごしらえをしたのでありました。
 
 
すっかり腹ごしらえが終わるまで、30分はかかったでしょう。
その間もずっと父の前で長話し。
聞けば二人のご婦人は妹の旧友とそのお母さんでした。
 
 
一刻も早く父に会いたいと、
焦っていた気持ちが一気に冷めてしまいました。
 
 
「通夜も葬式も来れないから」という理由での訪問だったそうです。
 
 
伊東家一家にとって、ものすごく親交が深い人でもありません。
むしろ、「お久しぶり〜。何年ぶり?元気にしてた?」ぐらいの間柄。
 
 
母や妹と、会っていなかった時間に積もる話もあるでしょう。
でも、時と場合を考えましょう。
 
 
肉親が亡くなった当日は、親近者だけで話したいことが山のようにあります。
当日に顔を見に来なくても、
「あの人は失礼だ」なんて思いません。

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ご訪問の気持ちはありがたくお受け致しますが、
挨拶だけしてそっと帰るのが、
遺族にとってありがたいことです。

特に呼ばれてもいない人の長居は厳禁です!


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